NASAが発表した異質生命体について出来るだけ簡単に考えてみた

2010.12.03

捕らえられた宇宙人
 
こういう発表だと思ってました(笑)

そのせいかどうかはともかく、すごい新発見なのに、ピンとこないんですよねぇ。
 
そんなわけで、どこらへんがどうすごいのか、出来るだけ簡単に考えてみましたよ。
 
 
何が発見されたのか
異質生命体GFAJ-1
(Science/AAAS)
今回発見されたのはこんなバクテリア。日本語で簡単にいうと「細菌」。大きさは0.001 ~ 0.002ミリメートルぐらいで、NASAではこれを「GFAJ-1」と呼んでいます。
 
 
どこで発見されたのか
異質生命体が発見されたモノ湖
アメリカ、カリフォルニアのモノ湖で発見されました。
(wikipedia MonoLake)
 
モノ湖の場所
地図だとこの辺。サンフランシスコの東300キロぐらい。
この湖は76万年前からあったと言われていて、塩分濃度は海水の2.5−3倍程で強いアルカリ性(pH=10)、ヒ素などの有害物質が多く含まれていて生物にとっては住みにくい環境です。
 
 
どのへんが新発見なのか
地球上の生き物はバクテリアからゾウまで、すべての生き物に水素(H)、炭素(C)、窒素(N)、酸素(O)、リン(P)、硫黄(S)の6種類の元素が含まれています。逆に言うと、この6種類が含まれてない生き物はいないと思われていました。
 
でも今回、このバクテリアにヒ素(As)を与えて培養したところを、DNAのリン酸の部分までもがヒ素に置き換わることが発見されたのです。
  
つまり、これまでは「リンの存在しない星」=「生き物がいない星」と思われていましたが、これからはリンがなかったとしても生き物がいるかもしれない。それどころか、生き物の環境への適応力は想像していた以上に高いのかもしれない。ということが分かったわけです。
 
 
今回のNASAの発表は、生き物の定義を覆し、宇宙に生命が存在する可能性をぐっと広げる大発見だったというわけです。
 
 
生物と無生物のあいだ
生物と無生物のあいだ

関連してるかもしれない記事

Pocket