あかつき、金星周回軌道へ投入失敗。次のチャンスは2016年12月

2010.12.08

あかつき金星周回軌道へ投入失敗
 
残念な結果になってしまいました。

2010年5月21日に種子島宇宙センターから打ち上げられた金星探査機「あかつき」。
12月7日に金星の周回軌道に投入する予定でしたが、軌道に乗せられなかったことが発表されています。
 
 
JAXAから発表された資料を元に、今回の軌道投入を振り帰ってみました。
 
簡単に図解するとこんな感じです。
あかつき金星周回軌道へ投入失敗
周回軌道に乗せられず、金星から離れていってしました。
 
時間を追ってみると。。

12月7日
08:49 制御エンジン噴射開始
08:50 金星の影で通信中断
09:01 制御エンジン噴射終了(予定)
09:15 通信再開予定も再開せず
10:29 電波を確認
10:59 地球の方向へ姿勢変更開始
16:10 セーフホールドモード確認
23:28 軌道情報取得開始

12月8日
05:00 探査機の軌道情報を取得
08:25 三軸姿勢制御に移行

 
現在、通信は確立し、安定しています。
 
開発責任者の中村正人宇宙機構教授によると、金星周回軌道に入ろうとするエンジン噴射中に非常用の「セーフホールドモード」に入ってしまい、噴射が中断したのではないかとのこと。
このセーフホールドモードに入った原因は不明で、可能性としては太陽や星の位置から機体の位置を決めるセンサーのトラブルなどが考えられるようです。
 
 
計画は続行。再チャレンジは2016年12月
 
今の「あかつき」の軌道を調べたところ、太陽を周回し、6年後に金星に再び接近する軌道に入ったことが分かっています。
2016年12月から2017年1月にかけて金星に2回接近する予定で、再投入が検討されることになりました。
 
6年先ということで部品の寿命や機体の損傷も心配されますが、はやぶさが7年あまりの旅に耐えたことを考えるとまだまだ期待ができるかもしれませんね。
 
がんばれー!
(via JAXA)

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