自律神経を整える10の方法
2011.02.11
なんか調子が悪いんだけど、特に原因はない。
そんな不調のときは疑ってみるといいのが「自律神経失調症」という病気。
ざっとその症状を上げてみると
頭痛、耳鳴り、口の渇き、疲れ目、動悸、めまい、立ちくらみ、冷え、のぼせ、しびれ、頻尿、生理不順、肩こり、疲れやすい、微熱、眠れない、起きられない、不安になる、イライラする、集中力がない、記憶力や注意力が低下する。
などなど、症状が幅広いのがこの「自律神経失調症」の特徴です。
そんなわけでこの自律神経を調える方法をざっくりまとめてみました。
1 規則正しい生活をする
毎日同じ時間に起きる、同じ時間に寝る。そして決まった時間にご飯を食べましょう。
2 朝散歩をする
理想は30分。最低5分からでもOKです。
3 太陽をしっかり浴びる
午前中、5分でいいので太陽の光を浴びましょう。曇りでも明るい場所にいることで効果があります。
4 きちんと体を動かす
リズミカルな運動(スクワットや階段の昇り降りなど)が特にオススメ。息が上がるような運動は昼間のうちに。
5 食事をするときによく噛む
栄養の効果的な摂取や消化の手助けだけでなく、自律神経を整えるのにも効果があります。チーズなどの乳製品や豆類、肉類などをしっかり摂ることも大事です。
6 たくさん笑う
精神的ストレスも自律神経を不安定にさせます。とにかくたくさん笑ってストレスを吹き飛ばしましょう。
7 ゆっくりお風呂に入る
38度から40度ぐらいの少しぬるめのお風呂に20分から30分かけてゆっくりとつかります。半身浴も。
8 夜ご飯は寝る3時間前までに
食べると胃腸の働きが活発になって睡眠の質が低下するので夕飯は早目に。
9 夜のテレビやパソコンはほどほどに
就寝前のメールチェックはエスプレッソ2杯分の覚醒作用があるのだとか。また強い光も副交感神経の妨げになるので、コンビニなどの強い光も要注意。寝る前の照明は少し暗めに。
10 寝る前に腹式呼吸をする
お腹を引っ込ませながら鼻からゆっくりと息を吐く。そして吐ききったらお腹をふくらませながら鼻からゆっくり息を吸う。そして5秒ほど息を止めて、また息を吐き始める。これを10回ぐらいやります。
ポイントは「昼間にきちんと交感神経を働かせ、夜は副交感神経にバトンタッチする」ことを意識することでしょうか。
一日で治るような病気ではないので改善されるまで長い時間がかかります。じっくりゆっくり取り組みましょう。
また整えてもらうという方法もあります。
1 整体に行く
体のバランスが崩れることで自律神経のバランスも崩れます。また痛みも自律神経の天敵。体の歪みを調えることで自律神経も整っていきます。
2 漢方薬を飲む
半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)、加味逍遥散(カミショウヨウサン)、柴胡加竜骨牡蛎湯(サイコカリュウコツボレイトウ)なんかがいいようです。
(詳しくは漢方薬局などでお尋ねください)
3 鍼灸に行く
鍼灸治療で自律神経のバランスを調整してもらいます。
私も時々使いますが、一時的なもので、根本的な原因が取り除かれたわけではないので注意が必要。結局のところ規則正しい生活と適度な運動に勝るものなし。ということなんでしょうね。