NASAの宇宙生物学者が隕石から地球外生命体の化石を発見!?

2011.03.08

地球外生命体の化石
 
発見された地球外生命体はこんなバクテリアみたいな形なんだそうですよ。

2011年3月4日、NASAの宇宙生物学者リチャード・フーバー(Richard Hoover)博士が、ジャーナル・オブ・コスモロジー(Journal of Cosmology)に、隕石から地球外生命体の化石を発見したという論文を発表しています。
 

19~20世紀前半にフランスやアフリカで見つかった3つの隕石を切断し内部を電子顕微鏡で観察した。その結果、藍藻と呼ぶ原始的な藻類によく似た構造を見つけた。隕石内部から取り出したので、後から地球上の藍藻が入り込んだとは考えられないと主張。この構造物は隕石に含まれて地球外からもたらされた「化石」だと結論づけている。
(日経新聞11.03.07)

 
またフーバー博士はロイターの電話取材に対して

炭素質の隕石内に非常に興味深いバイオマーカーがあることは長く分かっていたが、いわゆる地球外シアノバクテリアに非常に近い構造体の発見は、生命の存在が地球に限られたものではないことを示す点で興味深い
(ロイター11.03.07)

と語っています。
 
 
フーバー博士が切断・観察した隕石は地球上でたった9個しか発見されていないという「炭素系コンドライトCl1」を含んだ珍しいもの。
それを無菌状態の中で粉砕して断面を調べたところ、20ミクロン(0.02ミリ)のバクテリアのような化石を発見したんだそうですよ。

地球外生命体の化石
 
 
現在、この論文は100人の専門家と5000人以上の科学者によって分析中。
本物なら世紀の大発見ですが。。。どんな結論が出るのか楽しみに待ちたいと思います。
 
参考:リチャード・フーバー博士の論文(英語)
Fossils of Cyanobacteria in CI1 Carbonaceous Meteorites
 
 
2011.3.8追記
この論文に対してNASAが公式見解を発表。科学的根拠はないとあっさり否定しています。
NASA宇宙生物学研究所のカール・ピルチャー(Carl Pilcher)所長によると

「フーバー氏は何年も前からそのような主張を繰り返してきた」
「フーバー氏の途方もない説を支持している隕石研究者は1人もいない」
「隕石内で発見された微生物は地球上で混入した雑菌と考えるのが最も自然」
(AFPBB NEWS11.3.8)

だそうですよ。なんだ残念。

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