東京電力のホームページに掲載されていた原子力発電所の地震対策

2011.04.25

福島第1原発上空 2011.3.15
 
2011年3月11日に発生した福島第一原子力発電所事故。

原子炉の冷却に必要な電源が失われたことがきっかけで、大量の放射性物質の流出を伴う原子力事故が起きてしまいました。
 
今回の事故は、地震とそれにともなう津波が原因とされていますが、じゃあ東京電力では具体的にどんな対策をとっていたのか。以前の東京電力のホームページに原子力発電所の地震対策について詳しく記載されていたページがあったので、個人的なメモも兼ねて抜粋しておきます。
 
 
地震について
東京電力原子力発電所の地震対策
 

同原発の2台の地震計で記録された今回の地震の最大加速度は、448ガルと431ガル。東電は同原発で予想される揺れの最大値を600ガルと想定していた。しかし、東電関係者の証言によると、この揺れによって、送電線を支える原発西側の鉄塔が倒れた。その結果、自動停止した原発に送電できなくなり、1~3号機の冷却機能がストップした。
(YOMIURI ONLINE2011.03.19)

福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の2号機のコンクリート製ピットに入った亀裂から、高い放射線量の水が海に出るというかつてない事態が確認された。亀裂が原因の放射性物質の漏出はほかの場所でも起こっていることも考えられる上、地震が原因となった可能性もある。
(河北新報2011.04.03)

 
 
津波について
東京電力原子力発電所の津波対策
 

福島第1原発が想定した津波は最高約5・7メートル。しかし、実際にやってきた津波は高さ14メートルに及び、海寄りに設置したタンクやパイプの設備を押し流した上に、重要機器の非常用発電機が水没。東電は原子炉を冷却できなくなる事態に追い込まれた。
(共同通信2011.03.27)

気象庁は13日、東日本大震災で発生した津波で、福島県相馬市の観測所の巨大津波計で3月11日午後3時51分に9.3メートルの津波を観測していたことが分かったと発表した。観測所の記録ではこれまで、岩手県宮古市の8.5メートルが最高値だった。同庁が観測した津波の高さの値としては過去最高となる。
(毎日jp2011.04.13)

 
 
東京電力はこのページを削除した理由として

従来の対策を掲載し続けることはおかしい、と(閲覧者から)おしかりを受けたため
(asahi.com2011.04.19)

と説明しているそうです。
 
 
2011.04.13まで東京電力HPトップページ > 原子力 > もっと詳しく原子力 > 地震対策に掲載されていました。
掲載時のアドレス:www.tepco.co.jp/nu/knowledge/quake/index-j.html

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