創作の秘密にフォーカスしたパウル・クレーの展覧会「パウル・クレー おわらないアトリエ」展を観てきました

2011.06.02

パウル・クレー おわらないアトリエ
 
こんなマニアックなクレーの展示はもう見れないかも。。。

クレーを知らない人にはちょっと敷居が高いんじゃないかと不安になるほどですが、何度も日本で展覧会が開かれるクレーだからこそ、こういう展示もありなのかもしれませんね。
 
 
パウル・クレー おわらないアトリエ
元は1枚の絵だった「なおしている(左)」と「マネキン(右)」がちょうど分離されたところで観音開きになるフライヤーと「花ひらいて」が印刷されたチケット。
 
 
まず、入口を入ると、クレーが生涯に構えた5つのアトリエごとに小さな部屋が。ミュンヘン、ヴァイマール、デッサウ、デュッセルドルフ、ベルン。。彼がそのアトリエでどんな作品を考えていったのか。彼が撮影したアトリエの写真とその写真に映っている作品を展示することで彼の創作の歴史を読み解こうという試みです。
 
パウル・クレーのアトリエ・ミュンヘン(1920)
パウル・クレーのアトリエ・ミュンヘン(1920)
 
 
続いて現れる広いエリアでは彼のテクニックを4つにわけて、彼の技法、考え方、思考の過程が分かるように、素描とそれを元にした作品を対比させて見せてくれています。
 
綱渡り師(左から素描、油彩転写+水彩、リトグラフ・1923)
綱渡り師(左から素描、油彩転写+水彩、リトグラフ・1923)
 
 
切ったり貼ったり、回転させてみたり、付け足してみたり、同じモチーフになんども挑戦してみたり。。。何を考えてこうしたんだろう、このとき彼は何を考えていたんだろう。。そんな彼の頭の中を探るような展示はこれまで見たどのクレー展とも違う彼の一面を見せてくれましたよ。
 
 
パウル・クレー おわらないアトリエ[Link]
東京国立近代美術館
2011年5月31日~7月31日

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