2014年、僕らがここにいる理由を探しに「はやぶさ2」は旅に出る

2011.06.14

はやぶさ2
 
世界で初めて小惑星から物質を持ち帰った探査機「はやぶさ」。

その次に計画されている「はやぶさ2」のプロジェクトチームが2011年5月に発足して、詳細がJAXAから発表されていたのでまとめておきます。
 
 
「はやぶさ2」の目的地は小惑星「1999 JU3」
 
「はやぶさ2」が向かうのは、まだ仮符号のみで名前のない小惑星「1999 JU3」。小惑星「イトカワ(1998 SF36)」も「はやぶさ」の探査対象になってから命名されたので、こちらも名前がつくのを楽しみにしたいところです。
 
外見は灰色がかったケイ質(石質)のS型小惑星「イトカワ」と違って、「1999 JU3」は炭素質の黒っぽいC型小惑星。有機物や含水鉱物をより多く含むと考えられています。
 
1999 JU3の軌道と形状
「1999 JU3」はイトカワと似た軌道を持つ小惑星で自転周期は約7時間半。直径約920メートルで、サトイモに近いほぼ球形をしていると考えられています。
 
 
「はやぶさ2」の旅のスケジュール

2014年 打ち上げ
2015年 地球スイングバイ
2018年 小惑星到着
2019年 小惑星の一部を回収し小惑星を出発
2020年 地球へ帰還

開発研究段階を終えた時点でのスケジュールなのでまだ変更される可能性もありますが、2014年をのがすと2019年になってしまうため2014年の打ち上げが濃厚です。
 
 
探査機「はやぶさ2」はこんな感じ
 
探査機「はやぶさ2」
M-Vロケットだった「はやぶさ」にたいして、「はやぶさ2」はH-IIAロケットで打ち上げられる予定。外見的にはハイゲインアンテナとkaバンドアンテナの2つの大きなアンテナが特徴的です。
 
 
「はやぶさ2」の旅の目的
 
「はやぶさ2」は「はやぶさ」同様に小惑星の物質を持って帰るサンプルリターン計画。約46億年前に地球が誕生したころと近い物質があるとされるC型小惑星「1999 JU3」を調査することで、太陽系誕生の秘密に迫ります。

「我々はどこから来たか」ー太陽系の起源と進化、生命の原材料
地球、海、生命の原材料物質は、太陽系初期には同じ母天体の中で、互いに密接な関係を持っていた。この相互作用を現在でも保っている始原天体からのリターンサンプルを分析することで、太陽系の起源・進化の解明や生命の原材料物質を調べる

生命がどこで生まれ、どう進化したのか、生命は何から出来ているのか。それを解き明かすために、古い太陽系がどんな物質で出来ていたのかを調べることが最大の目的です。
 
 
はやぶさ2プロジェクトリーダーの吉川真准教授によると「技術的には、はやぶさのようにドラマチックにならないよう、当たり前のように行って戻ってくることを目指したい」とのことですよ。
 
JAXA・はやぶさ2の状況について[Link]

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