ブラッド・ピット × ショーン・ペン × テレンス・マリックの「ツリー・オブ・ライフ」は大変な映画でした

2011.08.05

ツリー・オブ・ライフ

大変なものを見ちゃったなぁ。というのが素直な感想でしょうね。

Fans:Fans[Link]で募集していた映画「ツリー・オブ・ライフ」のブロガー限定試写会に行ってきたのですが、想像していた映画とあまりにも違っていてびっくりしました。

1950年代半ばの中央テキサスの小さな田舎街。
幸せな結婚生活を送るオブライエン夫妻と
彼らの子供である3人の兄弟。

父は、成功するためには「力」が必要だと考えている厳格な男。
母は、自然をめで慈愛に満ちた心で子供たちを包み込む優しい女。

11歳に成長した長男ジャックの心は、そんな両親の狭間で常に葛藤していた。

大人になって「成功」したジャックの心は、深い喪失感の中、
自分の人生や生き方の根源となった、テキサスの小さな街で、
家族とともに過ごした少年時代に想いを馳せ、自らの生き方を振り返る。

父さん、あの頃の僕は、あなたが嫌いだった。

 
父親役をブラッド・ピット、その息子ジャックが大人になった時の役をショーン・ペンが演じていて、監督はテレンス・マリック。

コピーを読んで、子どものころ大嫌いだった父親と同じような歳になった主人公がその頃の父を理解して、父さん(´;ω;`)ブワッ ってなる映画だとなぜか思ってしまったんですよね。

 
確かにそういう側面もあったのですが、父親と息子の話は気がつくと天地創造からの地球の歴史にまで広がっていました。

だって、恐竜とかまで出てくるんです。あれ、映画間違ってないか?と途中で違う映画に差し替わっちゃったんじゃないかと不安になるほどでしたよ(笑)
親の生き方が子どもに影響を与える。影響を受けた子どもがまた次の子どもに影響を与える。そう考えていくと私たちは太古の時代から延々とつづく影響の連鎖の中にいるわけで、恐竜からだって何かしら影響を受けているのかもしれないということなんでしょうね。

 

ブラッド・ピットの父親役は新境地という感じで新鮮だったし、ショーン・ペンの出番はニュー・シネマ・パラダイスのジャック・ペラン(中年期)ぐらい少なかったけど、とても印象的で、カメラワークも音楽もすべてがすばらしい映画でした。
でも、面白かったかと聞かれると「よくわからない」と答えてしまいそうです。何かを受け取ったような気はしてるんだけど、それがなんだかわからないのですよね。それにそもそも面白い、面白くないで判断するタイプの映画じゃないという気もします。

映画を見終わって思ったのは、私にとっての厳格な父役であった祖父、放任主義という都合のいい言葉に逃げてほとんど会話のなかった父、そしてまだ形の定まらない息子のこと。母親役であった祖母と、教育者でもあった母、そしていつも隣にいる妻とひたすら可愛い娘のこと。
私にとってのツリー・オブ・ライフをついつい考えてしまいます。

 
会場で説明してくださった宣伝プロデューサーによると、これは21世紀の「2001年宇宙の旅」なんだとか。2001年宇宙の旅を見て唸ったように、この「ツリー・オブ・ライフ」を見て唸って下さいということのようですよ。

見る人を選ぶ映画だと思うので人にはおすすめしずらいですが、私は一回と言わず、もう何回か見るつもりです。

 
ツリー・オブ・ライフ
「THE TREE OF LIFE」[Link]の公式サイトはユーザーインターフェースがかわいいー

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