マンガ「夕凪の街 桜の国」と震災と放射能と

2011.08.06

夕凪の街 桜の国

この時期になると引っ張り出して読むのが毎年の決まりのようになっているこの本。

予想はしていたのですが、今年はこれまでとは同じようには読めなくって、いろんな部分が胸に深く突き刺さりました。どうやら私のとって広島への原爆投下は生まれる前に起った事件の一つでしかなくて、どこか人ごとと捉えていたみたいです。

 

この「夕凪の街 桜の国」は広島原爆を扱ったマンガで、原爆が落ちてから10年後、1955年の広島が舞台の「夕凪の街」と、1987年の東京が舞台の「桜の国(一)」、2004年の東京・広島が舞台の「桜の国(二)」の全3部からなっています。

全3部で98ページの短いお話なのですが、原爆が残したさまざまなものがいろんな形で描かれていて、それがこの3月の出来事が引き起こすであろう未来を予見しているようで、気になってしまいました。

 

夕凪の街
夕凪の街
10年たってもあの日のことが忘れられず、自分の幸せを素直に選べない「夕凪の街」の主人公皆実。

 

桜の国
皆実の姪で被爆二世でもある「桜の国」の主人公七波。

 

東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故で大量に降り注いだ放射性物質。
今回は戦争ではないのでそこに悪意があるわけではないのが大きな違いですが、残された人々の抱えていく問題はそんなに違いがないような気がします。

 

夕凪の街 桜の国
夕凪の街 桜の国

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