肉眼で見れるかも! 2013年3月、パンスターズ彗星(C/2011 L4)がやってきます

2012.07.31

Pan-STARRS 1 telescope

軌道がはっきりしてくるにつれ、思った以上に明るくなるかもしれないと期待が上昇中ー。

ハワイ大学の全天観測プロジェクト「パンスターズ計画」。この計画の望遠鏡、ハワイのマウイ島ハレアカラ山頂にあるPan-STARRS 1 telescope(PS1・写真上)が、2011年6月6日に新しい彗星の撮影に成功しました。

 
はじめて撮影されたパンスターズ彗星
位置はへびつかい座とさそり座の境目で撮影時の明るさは19.4〜19.6等級。この彗星は「C/2011 L4」と記録され、発見した計画の名前を取って「パンスターズ彗星」と名づけられています。

 

その後の観測によると、2013年3月5日に地球から1.09AU(AUは天文単位。地球と太陽の平均距離を1とした単位)の距離を通過。3月10日には太陽から0.3AUの距離まで接近する予定です。

パンスターズ彗星の軌道
パンスターズ彗星の軌道はこんな感じ。放物線軌道を描くため2度と地球に近づくことはありません。

 

2013年3月10日ごろの彗星の位置は日没後の西の空。日没時点での高度は10度前後になる見込みで、日に日に高度が高くなり見やすくなりますが、地球から離れていくのでどんどん暗くなると予想されています。

明るさはまだ先の事で予測しづらいのですが、多くの天文学者が予測しているのが マイナス1等級(シリウスがマイナス1.46等級)ぐらい。もっと明るく金星ぐらいになるのではないか予測する人も増えてきています。

彗星は太陽に接近したときに核の活動が活発化して明るくなるもの、活発化しないで暗いままのもの、消滅してしまうものなど様々。1997年のヘールボップ彗星のように明るくなるかどうかが分かるにはもう少し時間がかかりそうです。

 
©Nayoro Observetory by Yasuo Sano
これは北海道にある「なよろ市立天文台」が撮影に成功した2012年7月10日のパンスターズ彗星(中央)。核の光度は13.5等級と明るく、尾もしっかり写っていました。

 
参考:Pan-STARRSNASASPACE.comなよろ市立天文台

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