イグノーベル賞 2012 まとめ

2012.09.21

イグノーベル賞音響学賞受賞「スピーチジャマー」

第22回のイグノーベル賞が発表になりました。

イグノーベル賞とは「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して与えられる賞。

今年の受賞研究もユニークで変わったものがいっぱい。ざっくりまとめてみたのでどうぞ。
(イグノーベル賞公式サイトより)

Physiology Prize(生理学賞)
体を左に傾けてエッフェル塔を見ると小さく見える
Anita Eerland, Rolf Zwaan and Tulio Guadalupe(ペルー、ロシア、オランダの研究グループ)

人には、数字を並べたりグラフにするときに右に大きなものを持ってくる影響で、右側にあるものほど大きいと思う潜在意識が存在します。そのため右側に大きいものがあっても思ったほど大きくは感じないという研究。

Peace Prize(平和賞)
弾薬からダイヤモンドを生成する技術
The SKN Company(ロシアの企業)

古いロシア製の弾薬から小さな小さなダイヤモンドを生成しました。

Accoustics Prize(音響学賞)
うるさい人を黙らせる装置の研究
Kazutaka Kurihara and Koji Tsukada(日本の研究チーム)

話している人の声をマイクで収集し、0.2秒後に指向性スピーカーで声を本人に送り返すことで、なぜかうまく話せなくなってしまう装置「スピーチジャマー」を開発しました。

Neuroscience Prize(神経科学賞)
複雑な道具と単純な統計があれば、どんな場所でも意味のある脳活動を見ることができること
Craig Bennett, Abigail Baird, Michael Miller, and George Wolford (アメリカの研究チーム)

死んだアトランティックサーモンを調べることで、どんな場所でも意味のある脳活動を見ることができることを実証しました。

Chemistry Prize(化学賞)
なぜあの家の人々の髪の毛が緑色になったのか
Johan Pettersson(スウェーデン)

スウェーデン・アンダースローブで新しく作られた家に住む人の髪の毛がなぜ緑色になるのかを究明しました。コーティングされていない銅のパイプが原因で、シャワーなどに銅が染みだし、髪の毛を緑に染めていたのです。

Literature Prize(文学賞)
報告書についての報告書についての報告書を準備することを推奨する報告書についての報告書についての報告書を提出するということ
The US Government General Accountability Office(アメリカ)

報告書についての報告書が必要なアメリカ政府機関に対して文学賞が贈られています。

Physics Prize(物理学賞)
ポニーテールはなぜあの形になるのか
Joseph Keller, Raymond Goldstein, Patrick Warren, and Robin Ball(アメリカ・イギリスの研究チーム)

髪の毛がどのようにしてポニーテールのような形を作るのか、その形と動きのバランスについて計算しました。

Fluid dynamics Prize(流体力学賞)
なぜコーヒーはこぼれるのか
Rouslan Krechetnikov and Hans Mayer(ロシア・アメリカ・カナダの研究チーム)

人がコーヒーを運ぶときに何が起きるのか。コップの中のコーヒーが外部からの振動によってどのような影響を受けるのかを調べました。

Anatomy Prize(解剖学賞)
お尻でチンパンジーを見分ける方法
Frans de Waal and Jennifer Pokorny(オランダ・アメリカの研究チーム)

お尻の写真からチンパンジーを見分けられることを発見しました。

Medicine Prize(医学賞)
大腸内視鏡治療で患者を爆発させないためのアドバイス
Emmanuel Ben-Soussan and Michel Antonietti(フランスの研究チーム)

電気焼灼器を利用した大腸内視鏡治療時に、結腸ガスが爆発する可能性を最小限に抑えるアドバイスをまとめました。

(写真はイグノーベル賞音響学賞受賞のスピーチジャマー)

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