月面に浮かびあがる「X」の文字。「Luner X(月面X)」を探せ

2012.10.22

Luner X(月面X)

年に数回、月齢7ぐらいのときに見ることのできる不思議な現象をご紹介。

太陽や地球からの角度が揃った月齢7の夜、太陽の光とクレーターの偶然が月の表面に「X」の文字を浮かび上がらせます。

 
「X」の文字はどこでしょう?(正解はカーソルを写真の上に!)
Luner X(月面X)

 
この現象、英語だと「Luner X」「Purbach Cross」「Werner X」、日本語だと「月面X」と呼ばれています。発見されたのがいつ頃で誰なのかは定かではありませんが、公式に残っている資料の一番古いものは1974年にBill Busler(ビル・バズラー)が観測したものとのこと。
2004年8月にカナダのアマチュア天文家David Chapman(デビッド・チャップマン)がSkyNews Magazineに寄稿したことがきっかけで天文ファンの間で人気になっています。

 

文字の大きさは1辺が100キロメートル、高さが最大で3000メートルにもなる巨大な「X」。

Luner X(月面X)
(数字は直径です)

実際に「X」の文字があるわけではなく、Blanchinus(ブランキヌス)、La Caille(ラカイユ),Purbach(プールバッハ)の3つのクレーターの壁に太陽の光が反射して「X」の文字に見えるのです。

 
「X」の文字を認識できる時間は数時間ほど。肉眼で見ることができないのが残念ですが、望遠鏡や双眼鏡で観測できたという話もあるので、興味のある人はチャレンジしてみてください。

望遠鏡さえあればスマートフォンで撮影することも可能だそうですよ。

 

日本で見ることのできる「月面X」は2012年10月22日20時から23時にかけて。その次は2013年1月19日、3月19日、5月17日となっています。

 
・NASA:Astronomy Picture of the Day[Link]
・WikiSpace:Lunar X[Link]・Telescope Reviews:Werner X Predictions for 2012[Link]

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