オスプレイを買うお金で何が買えるのか調べてみた

2014.08.01

オスプレイ

2012年夏に沖縄のアメリカ海兵隊に配備されたオスプレイ。(写真はネーミングの元になった鳥のオスプレイ)

初期生産段階での事故率の高さからか、飛ぶだけで話題になる不思議な戦闘機です。自衛隊も早ければ2015年に導入するようで、来年度予算に購入費を盛り込む予定となっています。

今後5年間の防衛力整備の在り方を示した中期防衛力整備計画では、離島を奪還する水陸両用部隊の創設に関連して、オスプレイ17機の導入を決めている。ただ「1機100億円以上」(防衛省)とみられ、来年度の購入機数は「価格交渉をして決めたい」(小野寺氏)としている。
(朝日新聞2014.7.11)

 

1機100億円!

 
大金というのは分かるけど、一体どんな金額なのかさっぱりイメージできなかったので、いろんなものに置き換えて、オスプレイ1機分(100億円)で何が買えるのか、調べてみました。
100億円という金額をイメージするのが目的なので、数字は割とざっくりです。

 

国民全員にコカコーラの500ミリペットボトルを買う
コカコーラ

スーパーの特売とかだとたまーに80円になってたりするコカコーラの500ミリペットボトル。これを国民全員1億2710万人(2014年7月概算・総務省統計局)に配ると101.7億円。逆に考えると国民一人あたりオスプレイ導入に対して80円支払う計算で、17機で1360円にもなるんですねー。

 

東京都民全員にメガマックのバリューセットをごちそうする
メガマックのバリューセット

ちょっと前に復活したメガマックのバリューセットが719円。これを東京都民全員1336万人(2014年7月推計・東京都)に配ると96億円になります。

 

全国の中学校の1クラスに1台MacBookAirを配布する
MacBookAir

全国の中学校のクラス数は122,915(2013年度・文部科学省)、この1クラスに1台づつMacBookAir(8万8,800円)を配ると109億円。学割効くはずなのでちょうど100億円ぐらいです。

 

盲導犬を3333頭育てる
盲導犬

日本にいる盲導犬の数は1067頭(2011年3月現在・関西盲導犬協会)、対して日本の視覚障がい者数は約32万人(2006年・厚生労働省)となっています。盲導犬一頭を育てるのにかかる費用は関西盲導犬協会によると約300万円。単純計算ですが100億あれば現在の3倍にあたる3333頭の盲導犬を育てることができそうです。

 

ジブリ映画を5本作る
スタジオジブリ

ハウルの動く城の制作費が24億円、千と千尋の神隠しが15億円、崖の上のポニョが34億円。(数字はWikipediaより)。100億あったらジブリの新作が4〜5本ぐらいは作れるんじゃないでしょうか。

 

銀座のビルを買う
リクルートGINZA 7ビル

2012年にリクルートがヒューイックに売却した「リクルートGINZA 7ビル」がちょうど100億円。1962年竣工で築50年を超えるけど、地上9階地下5階、敷地面積1500平方メートル、延床面積約2万平方メートルの巨大ビルが100億あれば買えるわけです。
(画像はGoogleストリートビューより)

 

会社を買う
大戸屋、ヴィレッジヴァンガード、フマキラー

100億円あったら会社だって買えちゃう。株式市場では、ごはん処の大戸屋が96億円、ヴィレッジヴァンガードが101億、フマキラーが100億円で売ってました(2014年8月1日現在)

 

そんなわけで、いろんなものと比べてみたら何となくではありますが、金銭感覚がつかめてきたような気がします。とはいっても「ここは東京ドーム10個分だよ」と言われた時に感じる広さの感覚とそう代わりはないのですが。。(笑)
ちなみに今回表題にしたオスプレイの値段ですが、バブル後期に作られた潜水調査船「しんかい6500」が125億円だったりするので、いくらアメリカの技術が詰まっているといっても、量産型で100億以上というのはちょっと高いんじゃないかなぁと個人的に思ったりしています。「100億以上」なんていう曖昧な話なので、しっかりと値切って私たちの税金を有意義に使って欲しいところですね。

 

あの金で何が買えたか
あの金で何が買えたか[Link]
村上龍・著

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