牛→エビ→ときて今の旬はエコ。利殖と詐欺の境界線はどこにある?

2009.05.19

ora090519_31
 
こういうのの最初は牛だったでしょうかねぇ。

和牛のオーナーになれば高い配当が得られるとかたり全国の出資者から約100億円を集めていたとして警視庁生活経済課は20日、出資法違反の疑いで「ふるさと牧場」=東京都港区、相田勇次社長(77)=の本社や社長宅など関係先8カ所を家宅捜索した
(iza07.12.21)

 
最初のころはまじめに運営していたようですが
2002年ごろからは集めた資金を配当にまわすような
自転車操業状態だったとか。
 
 
つづいてのエビは大規模でした。

エビ養殖事業に投資すれば高配当を得られるとして、多額の資金を集めた投資会社「ワールドオーシャンファーム」(東京都台東区)による詐欺事件で、警視庁生活経済課は1日、詐欺の疑いで黒岩勇会長(59)ら同社幹部と、積極的に会員を集めた幹部会員ら計15人以上を近く逮捕する方針を固めた。
(産経ニュース08.07.02)

 
こちらは650億円を集めたものの数年で自転車操業。
 
「台風が養殖場を直撃した」なんて嘘までついて。。
養殖場があったとされるフィリピンには
ため池しかなかったというお粗末さが涙を誘います。
 
 
そして最近ではエコをキーワードに
海外植樹で配当がもらえるなんていうものまで
出ているようです。
 
こちらは火種がくすぶり始めたばかりで

「二酸化炭素(CO2)を削減する海外の植樹事業に投資すれば配当を得られる」などとして、出資者を募る商法についての相談が、近畿各地の消費者センターに寄せられている。
出資を募る団体と連絡が取れなくなり、解約できないケースもあり、各地のセンターは「エコに便乗した悪質商法の可能性が高い」として注意を呼びかけている。
(2008年12月13日 読売新聞)

 
この団体の元であるスタイレックエンタープライズ
スーパーポローニアという桐の苗木を販売して
育てて売れば絶対にもうかると根拠のないことを告げて
資金を集めたとして、3か月間の業務停止命令を受けています。

経産省によると、同社は「海外の大手家具メーカーと契約を結んでおり、 育てた桐の木を5年後に売ればもうかる」と虚偽の事実を告げて、苗木3本につき約25万円で販売していた。また、「桐の木を買う人を紹介すれば手数料が入る」「この事業は環境に優しく、排出権取引市場でも取引できる」とも勧めていた。
(読売新聞09.04.10)

 
 
数年後、うまく配当がでて、きちんと回れば
利殖ということになるのでしょうが。。。
 
5年後に一本いくらで売れるのか、
その契約書はちゃんと本物を確認しているのか
台風は直撃しないのか、植林面積はきちんと全員分あるのか、
そういうところもきちんとチェックして
投資できるかどうかを見極めたのかどうか、
 
人ごとながら心配になりますねぇ。
 
 
それにしてもなんでこう凝りもせず
投資してしまう人がいるんでしょうか。。。。
 
次は宇宙旅行とか、フェアトレードあたりの
利殖ビジネスが花盛りになりそうな予感がします。
 
 
ora090519_32
詐欺師入門
騙しの天才たち その華麗なる手口

関連してるかもしれない記事

Pocket