「おくりびと」がオスカーを取った本当の理由

2009.02.25

アカデミー賞外国語映画賞の最有力候補は「おくりびと」ではなくイスラエルの映画「戦場でワルツを」でした。

『番狂わせ』驚きと称賛 『おくりびと』受賞に米メディア
「おくりびと」がアカデミー賞外国語映画賞を受賞してから一夜明けた二十三日、米メディアは「番狂わせ」「サプライズ」などと、米国内で知名度が低かった同作の受賞の驚きを伝えた。

 
ロサンゼルス・タイムズ

穏やかなユーモアを織り交ぜ、厳粛な美を描いた映画が番狂わせの勝利をつかんだ

 
ニューヨーク・タイムズ

昨夜の数少ないサプライズの一つが、失業したチェロ奏者の物語を描いた日本映画の受賞だ

 
 
その番狂わせはなぜ起こったのか。放送作家で、この作品の脚本家でもある小山薫堂は受賞した日にJ-Waveのラジオに現地から電話出演、その喜びを伝えるとともに、アメリカでこの映画がどのように捉えられているかを話しています。
 
以下ラジオの要約ですが。。

アメリカでは現在、サブプライムローン問題で失業者があふれかえっている。彼らにとっては失業したチェロ奏者が全く別の職業につき、その新しい職業に誇りを持ち、プライドを取り戻していく物語として見ている。

アメリカでの映画タイトルが「Departures」。死者を出発させるという日本の「送る」という意味よりも、新しい仕事で自分が出発するという意味のほうが強い。また翻訳も秀逸だった。

 
 
日本でも失業して元の職業からはなれ、別の職業につくひとが増えています。そんな風に考えてこの映画を見てみるのも面白いかもしれません。
 
 
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