離れた土地に同じ生き物が住む不思議

2009.02.28

クリオネ
 
北極と南極。地球1周が4万キロとして半分の約2万キロも離れた端と端で同じ生き物がいるなんて。。

「北極にも? 南極にも? なぜか235種の同一生物生息」

海洋生物の分布を地球規模で調べる「海洋生物センサス(国勢調査)」を進める国際グループが15日、北極と南極の海に235種もの同一とみられる生物が生息していたと発表した。長距離の移動ができない生物も含まれており「なぜ1万キロ以上も離れたところにいるのか」と研究者を驚かせている。

 
 
2000年からはじまった、「海洋生物センサス」では70を超える国々の研究者が力をあわせて世界規模で個体数調査や分布を調べています。10年にわたって調べ上げ、海洋生物の関するまだ知らない領域をちょっとでも減らそうという試み。
 
北極や南極周辺の海ももちろん調査対象なのですが、調べた結果、その中のすくなくとも235種類が同一種らしいことが分かったそうです。その中には鯨や渡り鳥など長距離を移動できる生き物もいるのですが、エビやカニ、巻き貝などもいて、どうやって両極に分かれたのか、またなぜ独自の進化をしなかったのかも謎ですねぇ。あの流氷の天使ことクリオネ(ハダカカメガイ)も両極の海で見つかったそうです。
 
 
 
海洋生物センサス関連ニュース

魚の種類は1万5000種以上 初の海洋生物国勢調査

地球の海にいる魚の種類は確認されただけで約1万5300種、生物全体では21万種に上る‐。日本、米国など53カ国の科学者グループが23日、国連などの資金で3年がかりでまとめた初の「海洋生物国勢調査(センサス)」の結果を発表した。 研究グループは「さんご礁などの生息地の破壊や漁業による乱獲で、生存が脅かされている海洋生物も多い」と指摘。海の生態系の研究と保護活動強化を提言した。(2003.10.23 47news)

 
重さ4キロの巨大ロブスター、強力なくちばしのイカ、深海魚も新種続々と発見

最大だと重さが4キロ近くになる巨大ロブスターや強力なくちばしを持つイカ、不気味な顔の深海魚など、今年1年間に世界各地の海で多くの新種とみられる海洋生物を発見したと、日本の研究者も参加する国際調査チームが11日発表した。巨大ロブスターは既に乱獲で絶滅が心配されるまでに減少している恐れがあるといい、チームは海洋生物の研究と保全の重要性を訴えている。 (2006.12.11 共同通信)

 
中国に生息する海洋生物は約2万4000種

中国で確認された海洋生物は約2万4000種にも上り、全世界の海洋生物の6分の1を占める、との研究成果が発表された。これは、2008年5月 23〜25日、中国浙江省杭州で行われた、世界最大級の海洋生物調査プロジェクト「海洋生物センサス(CoML)」の国際科学推進委員会において、ポイナー委員長が明らかにしたもの。(2008.07.11 国立環境研究所)

 
豪サンゴ礁で新種数百種発見される

調査の結果、科学者らは、約300種のソフトコーラル(うち半数は新種とみられる)、甲殻類数十種、体長の約3倍の長さのムチのような後ろ足を持つ、珍しいMaxillipiidae科端脚類の1種や、体長より長いはさみを持つものもいる、エビのようなタナイス目甲殻類の新種を発見した。さらに、「カシオペア」と呼ばれる美しい、珍しいクラゲも見つかった。(2008.09.19 AFPBB News)

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